このアニメ「サムライチャンプルー」ってどうして何回も見てしまうのか?
考えなくても分かる。男だったら見てしまう。その道理に抗えないだけなんだと…。

概要
このアニメは原作がアニメというオリジナルアニメーション全26話の物語だ。
監督は渡辺信一郎氏。また紹介するかもですが【カウボーイビバップ】の監督です。
このアニメは時代劇モノ。刀を振り回してのチャンバラ活劇。剣筋が早いの何のって!殺陣を見てるだけでも爽快…いや、これは後からにしておきます。
当時、アニメとしてテレビで放映されたのは17話まで。その後、第2クールとして後半の26話まで放送されたが、もしかしたら数多くの人が、この傑作アニメが17話で完結してると思ってるのかもしれない。悲しいことです。
大人の事情に憤りを覚えて仕方ありません。
今ではレンタルならきちんと26話見れますからね!

あらすじと登場人物
現代より遥か昔、江戸時代中頃のお話。
ひとりの少女・フウは、「向日葵の匂いのする侍」の情報を求めて数多くのバイトをしていた。
ふとしたある日、偶然たまたま知り合った二人の男、ムゲンとジンを用心棒として、彼女は「向日葵の匂いのする侍」を探す旅に出ることを決意する。
フウ、年齢15歳くらいの女の子。
「向日葵の匂いのする侍」を探す度にムゲンとジンを旅に連れ出す。着物にモモンガの「モモさん」を飼っている。性格は明るく、好奇心旺盛。貧乳を気にしている。

ムゲン。年齢20歳くらいの男。
琉球生まれの剣士。ぶっきらぼうでガサツ。女好きで柄が悪く、傍若無人な言動が目立つ。
だが剣の腕は凄まじく、我流剣術だが身体能力と反射神経は凄い!好戦的なタイプで色仕掛けに弱い。ほとんど悪役(笑)

ジン。年齢20歳くらいの男。刀を二本差ししている眼鏡のサムライ。
全戦無敗の剣術、無住心剣流の使い手。ある事件の後に流浪の旅に出て、フウ達と知り合う。 性格は常に理性的で冷静。
口数も少なく、表情も表に出さない。ムゲンと正反対。女性は人並みに好き。

感想
時代劇モノとは言っても、タイトルの通り時代感はチャンプルー(ごちゃ混ぜ)だ。音楽はラップだったり、モブのサムライもヤンキーっぽいのが多い。
3人で旅をしているにも関わらず、それぞれが好きなことをする為に好きなように行動する。
たまたま出会って、たまたま一緒にいる感が半端ではない。ムゲンとジンも少しの口喧嘩から殺し合い程度の斬り合いをはじめるし、フウが危険な目に会おうが結構な確率で助けない。

私がこのアニメに『男』を感じるのは、やはりこの「自由感」にあると思う。
三人の目的は決まってる。「向日葵の匂いのする侍」を探すこと。でも何度「探すのやめよおぜぇ」になったのか分からない。いき当たりばったりの自由、気に入らないものは斬る。
守りあったり、正義を振りかざしたり、絆を深めあったりってのは…無い。
だが3人の見えない『絆』が感じられる瞬間がチラッと垣間見えたときは嬉しくなる。

最後に
このアニメがテレビで放送されたのが2004年だから15年以上は経っている。
流行り物のアニメ(異世界モノや萌系)とは違って…どちらも好きです。ごめんなさい。
…とは違って、今見ても色褪せないなぁとホントに思います。
偏見ですが『男はサムライであるべき』心に一本の折れない刀があれば男は生きていける!みたいな価値観の人間であれば、見て欲しい作品です。

生まれも育ちも性格も全く違う
ムゲンとジン。本当に強いのはどちらなのか?向日葵の匂いのする侍とは誰なのか? 気になったら絶対に見てみて下さい。
おすすめです!