ポケモン

ポケモン剣盾~マスターボール級までの道のり その1~

おれは落胆していた…

剣盾を再度やり始めてすでに1ヶ月が経とうとしている、既にクリアしてここからがスタートだと意気込みランクマッチに潜ることにした!

しかし…

自分の好きなポケモンを集めて作ったパーティでは限界がある。それは分かっていたがここまで何も通用しないとは思ってもいなかった…

先月のランクは…モンスターボール級…。。。

ポケモンのランクマッチにはランキングがあり

ビギナー級→モンスターボール級→スーパーボール級→ハイパーボール級→マスターボール級とピラミッドの形をしている!

モンスターボール級と言うのはそのピラミッドの底辺にあるビギナーが多い地点である!

スーパーボール級に上がるのですら許されない。

ここまで何も出来ないのか!おれの霰パーティは!

アマルルガを先頭にゆきふらしオーロラベールを貼り、パッチルドンで雪かきしながら倒しコオリッポではらだいこ無双していくという完璧な布陣!

頭の中では無双してあっという間にマスターボール級だ!と思っていたが現実は本当に甘くなかった…

ずっとモンスターボール級で足踏みをして一回勝っては二回負け…気づけば12月シーズンは終わり

最終結果モンボ級…50BPを頂いた…

違うんだ!マスターボール級まで行けば600BPもらえるんだ!なんでも買えるじゃないか…

ちなみにBPと言うのはバトルポイントと言ってポケモンに持たせる道具やら技マシンまで買えるポイントのことである。

おれは誰もいない店の中で泣いた…

おれのポケモン人生はこんなものだったんだと…悔しくて仕方なかった。

そう言えば兄もランクマッチやり出したと聞いたので早速LINEしてみた。

次男『ポケモンのランクマッチどこまで行けた??』

すぐに既読がつくがなかなか返信が来ない。

珈琲を淹れて待ってると兄が店に入ってきた!

近くで仕事があったのだろうか?ふーふー言いながら入ってきたがそこには全く触れずに

次男『ランクマッチどこまで行けた??』

おれは問いかける

兄『…。…。』

全く聞こえない?!そして何故か涙目になっている?!

兄『モンボ…モンボ級…』

くっ、、

次男『ぶわぁ!おれもだ兄者!ぶわぁ』

俺たちはモンボ兄弟だったんだ!ぶわぁ

2人で泣きながら珈琲を飲んだ。

そして気づけばランクマッチの愚痴を言いまくっていた。

エースバーンが卑怯だのミミッキュの特性がチートだのもーめちゃくちゃ言い合った!

俺たちは楽しんでやってるのにガチ勢多すぎだ…ぜ…?

いや待てよ…

違う!今思い返せば俺は兄としかポケモン対戦をしていない!2人だけで好きなポケモンを戦わせて楽しんでいるエンジョイ勢だ!

…ポケモンの対戦は皆同じ土俵に立っている!その中で知識、経験をし切磋琢磨しながら至高の高みを目指している…スタートは全て同じなのに…

なのに俺たちは俺たちはまだ何も始まっていないのでは…?

それなのにチートだの改造だの言っていたのか…

おれは猛烈に恥ずかしくなった!そんな自分に悲しくなった!

まずは同じ土俵に立たねば試合など出来るはずもない!

しかしおれ1人の知識では時間がかかり過ぎてしまう…俺はうつむきふと目を挙げた時…そこには兄がいた!

次男『兄上…おれは…マスターボ…ル級に…上がりたいです…』

そう言うと兄は

ニチャァと笑った!

長男『くくく、エースバーンは育てている!あとは何がいる?』

おもむろにニタニタしながらswitchを取り出した!

あにーーうーーーえーーー!

その時スマホに末っ子からメールが

『ポケモンクリアしたけどこれでおしまい?』